2017年11月6日

 キャラ系キット製作依頼を頂いたので、しばらくデジモンのフィギュアは置いといてHGUCの新作を作っていきます。
 今回製作するのは「HGUCリックドム」です。
 それではどうぞ↓。

・HGUCリックドムの進捗
前後ショット

仮組み直後の状態です。設計が古かったりディテールがダルかったり金型の劣化でパーツが捲れている以外は非常に良いキットです。
しかし唯一の欠点は上半身と下半身のボリュームがチグハグなことで、個々に見ると平気なのに組み合わせて見ると上半身が大きく見えます。
これは頭部横/肩部分のベルト状パーツが設定に比べて上方向に大きいためで、改善しようとすると結構な大仕事です。
そこで今回は大きな改修をせずに済む方法でやっていこうと思います。

鎖骨

上記の問題の一番手っ取り早く工程が少なく済む改善方法は「肩幅を狭くする」です。
ですのでまず鎖骨に当たるパーツの矢印部分を削り、肩アーマーがさらに奥まで入るようにしました。

肩口

次に初心者設計で良くある「球体に対して尖る接触面」をヤスリをかけて角を落とします。ここは最後の調整でフラットまで削るかも。


そして干渉が多くてキチンと機能していない開口部分を前後1mmずつ広げて、ついでに胸を張れるようにするために鎖骨と接続するポリキャップを軸ギリギリまでカットして鎖骨を前進させました。これで肩幅を詰めつつ可動を確保できます。

作業前後

向かって右が調整後です。隙間が減ってパッと見の安定感が増しました。

襟元

「首のもったり感」を「顔の面の一部」に変更するために形状をシャープにしました。

首根元

最後に首の接続位置を1mm後退させました。これは頭部付近を見た時の圧迫感を解消するための加工ですが、肩ベルトを小型化したり腹部を詰めたりして調整するやり方ではしなくていい今回のみ有効な加工です。
ともあれプロポーション関係の調整はこれで終了です。

頭部

ヘルメットはズレている接合部を修正しつつ出てきているエッジを削ってモノアイカバーに入っていくように、モノアイカバーは全体のエッジを出しつつモノアイ可動域上部の形状を変更しました。
モノアイカバーの形状はかっこよくて良いんですが、かっこよすぎてドムっぽくない(カトキドムっぽい)ので、ひさし部分の変な面を消すついでに角度を変更しました。アニメのドムっぽくするならもっと削っても良いんですが、今回は「いかつい顔」がテーマなのでこのくらいで止めます。
モノアイは一回り小さい物をプラパイプとクリアーのランナー(赤いのは形状把握のために塗っているから)で新造しました。
レンズに当たる部分は今回はレンズではなくレンズ保護のグラスカバーという設定にして曲率を抑えました。


 今日は以上です。


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コメント

  1. 匿名 より:

    こんばんは。製作依頼をさせていただいた者です。
    早速の仮組みから小改造有り難うございます。
    とても楽しみに今後も拝見させていただきます。また勉強にもなります。
    どうぞ宜しくお願い致します。