2018年2月8日

 久方の更新ですが、製作依頼を頂いたのでステイメンはいったん休止です。
 今回製作するのは「HGUCグフカスタム」です。
 それではどうぞ↓。

・HGUCグフカスタムの進捗
三面写真

もう7年(!)以上前のキットになりますが、構造は比較的最近のキットに近いので、モノ自体はなかなかです。ただ、グフ系キット共通の弱点「腰部~脚部のラインがおかしい」とこのキット特有の「脚部のシルエットが厚底を履いたギャル」という問題があり、ほかにもプロポーションで気になるところがあるので一つ一つ潰していこうと思います。
ちなみにこのキット、全長が設定と比べてめちゃくちゃデカイです。ミリで6mm、原寸でいうと80cm以上でかいです。19mあればZZ世代と並べるなぁ……。

プロポーション調整
とはいえ、6mmも短縮できないので、ほどほどに縮めていきましょう。
襟切除

襟部分を切除して頭部が胴体と密着するように加工。共通設計パーツ使い回しの弊害ですが、画稿では密着しているのでこのように。ここで0.5mmほどツメ。

結果はこんな感じ。可動させたければ若干引き抜けばいいので問題ないですね。
胴体短縮

腰部との接地面を削って、さらにジョイント受け、腰のボールジョイントを加工して深く入るように。0.5mmほどツメ。
ヒザ関節位置調整

ここも共有設計パーツをし使用しているせいで画稿と比べて間延びしており、関節丸ディテールの位置が全然違っています。ので、受けを切除して低い位置にプラパイプで新造しました。これで「厚底のギャル」から「ラッパズボンのヒッピー」くらいにはなったかな? ここで一気に2mm強ツメ。

こんな感じに関節丸ディテールが画稿と同じくらいの位置になりました。干渉で若干可動が死んでますが、後の作業時に対応します。
股関節加工

太ももの始まり位置を上げるため上部を切除し、さらに付き位置を外にずらすために軸に0.5mmプラ板を挟みました。1.5mmツメ。ほんとはもっと詰めたいが脚部もカットを使って短縮しないといけなくなるのでグッとがまん……。

結果合計で5mm近くツメられました。

ショルダーアーマー位置調整

ここもキットの事情(組み立て用ダボの干渉)で位置が高くものすごくいかり肩なので、画稿に寄るよう高い位置にプラパイプでジョイントを新造しました。

わかりづらいですが、右が加工後です。アーマー下辺のふちが上腕のモールドに接近しています。

プロポーション調整終了

作業前との比較です。全体の間延びした感じが無くなりギュッとつまった体型になりました。まぁキットのバランスの取り方も間違いではなく、ノーマルグフやグフカスタムの画稿をこうとって細くするのもアリです(それにしては肩アーマーの位置等はおかしいですが)。自分は「自分の好み/センス」+「画稿」(印象でなく、具体的な位置)でバランスを取っています。ランバ・ラルやノリス等乗っている人のイメージを加味して作るならこっちの方が似合うと思います。


 今日は以上です。


日本ブログ村ランキングに参加しています。
よろしければ下記リンクをクリックお願いします。
にほんブログ村 その他趣味ブログ 模型へ
にほんブログ村