2019年1月24・25日

 今回から新作『ガルマ専用ザクII』を製作していきます。
 今回は基本調整とFS型へのコンバート(頭部の加工)です。
 それではどうぞ↓。

・HGガルマ専用ザクIIの進捗
三面図

 今回も素体にはジオリジンの物を使用します。改修点は大体前回と同じですが、ジオリジン系の設計初期のキットと言う事で造形の甘い部分やヒケ等が多いので、その辺りを調整しながら作業していこうと思います。

脚部可動修正

 腰部パーツと太ももの付け根が干渉して、つま先を開くには脚部自体を開かないといけないので、干渉部分を切り取ります。この辺りザクIでは改修されているのか気にならなかった部分ですね。

 さらに脚部の付き位置が外寄りでファッティーな女子高生みたい&スカートの隙間が大きいのが気になるので、付け根のポリキャップを0.5mm切り取って内側へ寄せて解決しました。

 ちょっと分かりづらいですが、前後比較です。流れが良くなってぎこちない部分が無くなったかと思います。

ヒザ可動域拡張

 ヒザは前回と同じパーツなので、また加工してS字立ちができるようにしました。今回は前回とちょっと違い、上側のパーツを弄らず下側のパーツのみ加工しました。具体的には黄色部分の隔壁を切り取ったのみです。これは赤丸部分が干渉して動きが止まるので、上側のパーツは削っても意味が無いと分かったのでこうしました。

 比較です。キレイに前傾が出せました。
 毎度加工するヒザパーツですが、装甲は前回のザクIと違いきちんと奥まで取り付けられました。どういうこっちゃ?

基本調整終了

 基本調整が終わりました。隙が無くなった感じです。
 上記の加工以外に首付け根の移動と腕取り付け位置の移動も行っていますが、前回とまったく同じ加工だったので画像は無しです。

頭部機関砲搭載
 FS型の証左である頭部四連砲を作っていきます。

 まず穴開けですが、画像の角度から垂直に穴を開け、その後水平にナイフで切り込みを入れてからドリルの刃の“側面”で削っていき形状を作っていきます。
 コツは一気に完成させず、片側が80%程度できた所で逆側を作業することです。こうする事で両者の形状を揃えやすくなります。削り過ぎの防止ですね。

 穴に差し込むバレル(ホントは多分保護カバー)はシンチュウパイプで作ります。ちなみに差し込む穴、パイプ共に1mm径です。
 必要な長さと同じ厚さのプラ板に開けた穴に、先端を造形したパイプを長めに切って差し込んでヤスる事で同じ長さの物を量産します。裏は両面テープを貼ったプラ板で塞ぐとパイプの取り出しが楽です。
 画像は1mmで作った物ですが、長かったので0.8mmで作り直しました。

 完成前後比較です。異種素材が交じり合ってかっこいいですね。状態を見るためにパイプを付けていますが、表面処理の際邪魔なので実際は塗装後か、サフを吹く前に接着します。

頭部小型化

 頭部がパイプと合わさりボリューム過多&モノアイスリットが大きめなので、合わせ目部分で0.5mm詰めて全高を下げてスリットを狭くしました。この加工をすると中の黒いパーツが干渉するので、こちらも下側を0.5mm削って対応します。
 ひょうきんさが抜けて精密感が増したと思います。ちなみに、パイプは好みで上下逆に付けています。

アンテナ加工

 アンテナは基部の形状を考慮してガルマ専用ザクIIのキットに付属している物を使用します。
 基部は上から見て六角形になるように削り、アンテナも後ろ側がRで繋がる六角形にしています。
 前回のアンテナは機能の無い見かけだけの物という設定で作りましたが、今回はきちんと機能がある物という設定で作っています。ただ、このパーツ自体がアンテナではなく、中に機能部品が入っていて見えているのはカバーのフェアリングという設定で造形しています。

仕様変更完了

 頭部が完成してFS型になりました。
 ちなみに今回採用しているバックパックはバズーカラックが付かない物ですが、これはFS型が初期のF型から仕様変更された物という所から、ザクIと造形の似ているこちらの方が適しているだろうと思ってのチョイスです。


今日は以上です。


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コメント

  1. 匿名 より:

    おはようございます。

    この度もまた製作お世話になります。
    有り難うございます。

    始まるのを心待ちにしておりました!

    ザク1と同じように基本調整有り難うございます。各所を少しだけ改修するだけでもこんなに違いが出るのですね。
    大変勉強になります。私もオリジンザクシリーズを制作したいのですが、このキットはあとハメ加工が必須となり、それが上手くできないので引き延ばしにしております。

    頭部の四連砲、格好良いですね!!
    ここはガルマ機の一番の特徴でもあるので、こんなに格好良くしてもらえて嬉しいです。
    動力パイプは逆に取り付けられるのですか?
    写真で見る限り似合っていますね。
    しかし、少し傾斜を改修されていますかね?
    そのまま逆に取り付けると動力パイプが下に下がる感じになりますが、写真ですと丁度平行になっている感じで良いですね。

    モノアイスリットを詰めていただいているのでここも非常に格好良いです!!
    ザクのいかつさが表現されていると思います。
    頭部アンテナも加工有り難うございます!
    ツノの長さも元々の付属の物と違い、長さもあってとても良いです。

    また楽しみに拝見させていただきます。
    宜しくお願いいたします。

    • purutabu より:

      コメントありがとうございます!

      後ハメですが、たしかに脚部フレームが微妙に干渉して入れられませんよね。後々そこもやるので楽しみにしていてください。

      動力パイプは後部の芯が偏っているのとそこに付いているダボのせいで後頭部に微妙に隙間が開きますが、ちょっとナイフで切り取ってやれば上手く収まるようになります。
      傾斜については、実は弄っていません。逆に取り付けて見ると、意外と頬横のパイプが下がらず印象が同じなんです。なので、そのままだとヒゲを蓄えたサンタさんに見えるので上下逆にして始まりを下方向になるようにしました。
      自分としてはパイプは始まりで下がってその後すぐ上がっていって、頬横くらいからあまり上がらずそのまま繋がるのが理想です。

      そう、このキットはアニメ版デザインなのに何故かここは漫画版っぽいんですよね。完成写真みたいにアオリで見ると気にならない部分ですが。
      頭部アンテナは基部が存在するデザインなので、そこを含めて長さ、デザインを見るようにしました。じゃないと台座の上にちょっと小さいツノが乗っていることになりかねませんからね。

      ここからはもう大掛かりな改修は無いですが、ちょこちょこ細部を弄っていこうと思うので楽しみにしていてください!