10日ぶりの更新です。仕様変更箇所のデザインと設計、作り方でしこたま時間を使ってしまいました。意地でも形状を変えずに可動を組み込もうとし、さらに分割しようとするのは自分の悪い癖ですね。
今回は上記のように仕様変更の部分になります。フルスクラッチなので内容はちょっと薄めになっています……。
それではどうぞ↓。
・HGUCゲルググ(北米カラー)の進捗
仕様変更/設定作成
仕様変更の内容の前に、どのように変更するかですが、まずこの機体を「陸戦型ゲルググ設計以前に地上へ降ろされた初期生産型(先行量産型ではない)ゲルググを現地改修した機体」と設定しました。ゲルググの大推力を活かした突撃戦法/ヒットアンドアウェイに特化させた機体で、取り回しを考慮して装備は小型化され、背部には推力を強化しつつ行動時間を伸ばすため生産が中途で打ち切られ余剰パーツとなっていたザクII用高機動バックパックを装備しています。
仕様変更/バックパックデザイン
ハイ、という訳で上記の設定を受けてそれ用のバックパックを製作していきます。
製作するのはちょいマイナーなザクバリエーション、「MS-06G ザクII陸戦高機動型」のバックパックです。北米カラー=北米基地所属の機体が基地の余剰部材として搭載できる条件にあり、そもそも余剰部材がある可能性があるという事でこれを採用しました。他に候補としてグフフライトタイプのバックパックがありましたが、余剰部材が無さそうなのとアジア戦線で投入されたという設定から採用を見送りました。
今回はこれに「ロケットエンジンからジェットエンジンへの換装」「ベクタードノズルの搭載」「燃料タンクの増設」のアレンジをしています。エンジンの換装は行動時間延長のためと模型的見所を増やすため、ベクタードノズルの搭載は突進時の姿勢を変更するため、タンクの増設はこちらも行動時間の延長とザク用で小さいバックパックをゲルググにも合うようにするためです。
本体・推力偏向パドル図面
本体プラ板切り出し用参考図とパドルの設計図です。このパドルのデザインと可動でかなり時間を使ってしまいました。タンク部分のデザインは高機動型ザクIIのふくらはぎタンクを参考にしています。
この図面を元にデータを作って、カッティングプロッタでプラ板を切り出して組んでいきます。
ガワ仮完成
切り出したプラ板と現物合わせのパテ盛りでガワをとりあえず作ってしまいます。ここからすぐ作り込む事はせず、まず内部の機構や部品を作っていきます。
吸気ファン
上部開口部に見える吸気ファンです。プラパイプとプラ板、プラ棒で出来ています。小さい部品がいっぱい(羽根片側16*2)ですが、根気よくやれば意外と苦労なくできます。
推力偏向パドル
パドルはプラ板で製作。中途にミゾがあり、そこを可動軸が通るようにしています。軸は0.5mmのシンチュウ線です。
増槽
タンクは4mmのプラパイプとそれに合う半球パーツで出来ています。半球パーツはコトブキヤの「P-136 フィギュアアクセサリー」の物を使用しています。
本体との接続部分
吸気ファンを後ハメにするため、裏面の本体との接続部分はフタのようにして塗装後に組めるようにしています。接続部分はキットの物を加工するのはちょっと勿体無いので、プラ板で自作しています。
C面加工
ここまで部品が揃ってようやく本体の仕上げです。C面を付ける部分に色を付けて、幅の確認を容易にしてから撓まない金属ヤスリを使ってC面を付けていきます。このくらい細いC面幅の確認にはノギスより、欲しい幅と同じ厚みのプラ板を宛てがう方が確認しやすいです。今回は0.6mm幅で作っています。
ロッドアンテナ
伸ばしランナーに伸ばしプラパイプを被せて作っています。接続を固定するため、基部に0.5mmのシンチュウ線を植えています。
バックパック完成
10日かけてようやく完成しました。増槽基部はプラ板の箱組みです。このままだとファンに異物が入りそうなので、後ほど開口部にメッシュを貼り付けようと思っています。
ここまでの成果
バックパックが付きました。ファンとアンテナが相まって陸戦感が増した気がします。
次回からは本体の作業、ここはそんなに時間は掛からないと思われます。
今日は以上です。
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