2019年5月26・27日

 今回からは「イフリート(シュナイド機)」を製作していきます。以前触ったパーツがいっぱいあるので、不安は少ないですね。
 それではどうぞ↓。

・HGUCイフリート(シュナイド機)の進捗
イフリート(シュナイド機)とは
左:ノーマル 右:シュナイド機
 イフリート(シュナイド機)はジオンのパイロット「ダグ・シュナイド」が使用していたイフリートです。(以前作ったイフリート・シュナイドはこの機体のその後の姿)
 近接特化の武装の他、腕部と太ももがイフリートのグフ型からグフカスタム型に変更されているのが特徴です。これは信頼/整備性と性能の向上を狙った物でしょう。
 今回素体にはイフリート・シュナイドではなく原型機のイフリートのキットを使用し、差異部分はグフカスタムからの流用で作っていきます。ちなみにイフリート・シュナイドを使用した場合、グフカスタム化は腕部マシンガンを融通するだけでOKなのですが、篭手が片方しかなく形状も違うのでむしろ製作難度が上がってしまいます。

太もも換装用工作
その1.ヒザとの干渉を解消

 グフカスタムの太ももはがらんどうで、フレームにスライドではめ込む構造です。なので、内部の補強リブと前後合わせ用ダボを切り取るだけでイフリートのフレームに被せる事ができます。ただ、グフカスタムの太もも前面下部はヒザ関節に被さる様な形状になっておりイフリートのヒザ関節では干渉してしまうので、その部分を削ってやりました。

その2.フレームへの固定

 フレーム前面下のダボは干渉テストの際切り取ってしまって無いですが、その他は生きてるのでプラパイプを太ももに固定してダボ受けを作ります。前面側の方が干渉で位置が動きやすいのでそちらを先に固定、それに合わせて後ろの作業をしています。

その3.股関節ガタつき防止

 イフリートの付け根パーツに対してグフカスタムの付け根受け用穴は大きく、動かした際引っかかったり落ち込んでしまったりするので0.5mmプラ板を適当に貼り付けて事故を防止します。

太もも換装完了

 換装できました。ガタつく事なく装着でき、可動範囲も保てています。隙間の大きい丸モールド受けと可動用上部切り欠きは整形時に処理しようと思います。

腕部換装作業

 腕部の換装は長さの足りない軸を延長するだけで出来ます。直接軸をプラ棒等で延長してもいいんですが、なんか勿体無く感じてしまったので取り外しができる延長パーツを使用して処理しました。これでいつでもグフカスタムに腕を戻せるぞ(?)。

篭手装着

 こちらもなるべく後に引かない様に作業しました。篭手の小さい方のダボを切り取り、腕に大きいダボ用の穴を開けるだけです。ダボを短くしたくなかったので、フレーム側を弄って奥まで差せる様にしています。
 設計データがグフカスタムとイフリート系で融通されているのか、形状やボリュームがほぼ同じだったので穴の位置もイフリートと同じ場所で大丈夫でした。

腕部マシンガン干渉回避

 マシンガン内側下方が篭手と干渉するので、見た目に分からない様に削っていきます。ただ、限界まで削っても若干干渉するので、内部のポリキャップを削ってスイングできるようにし、マシンガンを逃がしながら装着できるようにしています。スーパーパックを装着したバルキリーのエンジンと同じ理屈ですね。こんだけ大きい物を機体に合わせて一々加工しているとは思えないので、スイング機構はリアルに考えてもアリだと思います。

コンバート完了

 四肢が揃ってようやく三面図です。良い感じですが、ボリュームアップした腕に比べてサイズの小さい手首がアンバランスに見えます。この辺を後々解消しようと思います。

頭部位置変更

 このキットは後方にボリュームのあるイフリート改系の頭部に合わせて設計されており、後方にボリュームの無いイフリート系の頭部では前に出ているように見えます。なので首パーツの軸基部を一旦切り離し、0.5mm詰めてから再接着することで頭を奥まらせました。

 比較です。分かりづらいですが、飛び出ている口が正常化しています。

胴体作業前

 今回はサクサク、ここからはもう整形作業です。胴体の形状に問題は無く、各部のシャープ化のみで行けそうです。

インテークシャープ化

 インテークの上下分割線がダルいので彫り直し、表面を磨いてシャープ化しました。イフリート系のキットはモールドが多くて形状もかっこいいんですが、面がカーブしていたりエッジが丸かったりするので注意して作業していきます。


 今日は以上です。


日本ブログ村ランキングに参加しています。
よろしければ下記リンクをクリックお願いします。
にほんブログ村 その他趣味ブログ 模型へ
にほんブログ村

コメント

  1. 匿名 より:

    こんにちは。
    制作楽しみにしておりました!

    グフカスタムとイフリートのキットの相性がこんなにも良いのですね!!

    どちらかというとスマートな印象のイフリートでしたが、グフカスタムを移植した事によりマッシヴで設定画?に近づいた感じでとても格好良いです。

    コンバート完了のお写真では少しだけ手が長いようにも見えますが。グフカスタムの方がキットが大きいからですかね。

    次も楽しみに拝見させていただきます。
    宜しくお願いいたします。

    • purutabu より:

      コメントありがとうございます!

      スマートな印象なのはキットの造形がスマート寄り(特に腕部)なので、そう見えるんだと思います。文芸設定も大河原さんの設定画もどっちとも取れる感じなので、イフリートは難しいですね。

      手が長く見えるのはカメラの位置が若干低いのと、イフリートの手首がグフカスタムの腕に適合せず1mm以上伸びてるのが原因です。腕部の整形時に調整しようと思っています。

      今回はトントン進められると思います。あまり変化はないかもしれませんが、更新を楽しみにしていただければと思います。