2019年7月2日

 一週間強振りです。今回から『ジムスナイパーII(ホワイト・ディンゴ隊仕様)』を作っていきます。
 今回はスクラッチも無い予定なので、ストレートに終わる予定です。
 それではどうぞ↓。

・HGUCジムスナイパーII(ホワイト・ディンゴ隊仕様)の進捗
三面図

 非常に好みのスタイルです。欲を言えばもう少し胸部の横幅を詰めたいかな……。まぁ今回はこのままです。可動も落ち着いていて扱いやすいです。ただ一部設計的に不具合があるので、そこを直して行きたいと思います。

アンクルアーマー取り付け方法変更

 出渕系ジムはデザインの都合上ここが窮屈になりがちです。今回もアウトラインの干渉とダボの干渉とで可動範囲が制限されています。なので、接続方法をボールジョイントに変更し後ハメ対応化、ダボを切除しました。
 方法は基部側は外軸中心に2mmの穴を中のポリキャップごと開口、両側の軸を切り取ります。開いた穴に1mmぐらい軸を短くしたボールポリを差すと接続軸の完成です。ボールポリは今回のキットでは余剰部品なのでコスト0で作業できます。
 アンクルアーマー側は外側の受けにボールポリを挿入、そのままだと緩いので中心を取りつつ瞬間接着剤を流し込み硬化スプレーを吹き付けて固めます。硬化後ボールポリを取り外してキツさを調整したら完成です。ただ、このままだと位置ずれでアンクルアーマーが嵌らないので内側受け(矢印部分)を1mmほど切り取っています。

 比較するとこれだけ違います。裏のダボ部分が無くなって見栄えも向上していますが、強度が低くなっているのできちんとプラスチック用接着剤で一体化しておきましょう。

股関節加工

 股関節パーツと太ももがぶつかって可動域が狭くなっているので干渉部分を削りました。写真は無いですが、基部側(リアスカートパーツ)も削っています。

 こんな感じです。左右の開きはここまで広くなくてもいいんですが、外に開けないとちょっとポーズが窮屈になるので作業しました。ここまで足を開いても上述の足首加工のお陰できちんとソールが接地してくれます。

ヒザ可動域拡張

 S字立ちできないどころかちょっと屈んでいるので、太ももがさらに向こうまで行けるよう加工します。加工自体は干渉している部分を切り取るだけなので簡単です。

 切り取るとここまで行けるようになります。ホントは設計で干渉しない様になっているハズなんですが、どこかで間違ったらしくヒザ関節の丸みに対して受ける側が凹んでいません(どころかこちらも少し膨らんでいる)。ラインは合っているのに……。勿体無いですね。

調整終了

 調整によって少しポーズが取りやすい体になりました。この画像だとちょっと足開き過ぎですね(笑)。
 今回は可動に関する調整だけでOKでした。もう少しこのタイプの体型も流行るといいんだけどなぁ。


 今日は以上です。


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コメント

  1. 匿名 より:

    こんにちは。

    この度も製作楽しみに拝見させていただきます。間髪入れず製作いただけるが嬉しいです!!

    初期のHGUCジムコマンドベースのジムスナイパーIIですが、確かにプロポーションは格好良いですね!

    可動範囲拡大有り難うございます。
    キットのままだとアンクルガードがスリッパにもろに当たってしまうような感じですので、取り付け変更の改修は嬉しいです!

    膝の可動は拝見した限り改修が難しくなさそうですね。でも気がつきませんでした。
    盲点です。

    次回も楽しみにしております。

    • purutabu より:

      コメントありがとうございます!

      いや、作って見た感じジムスナイパーIIは新機造型だと思います。フォルムやスタイルという点なら、わざわざ古いジムコマンドに合わせているのでそうですが。この気の効いた感じ、他のシリーズがキット化されると無くなるんですよね(キット毎でアレンジが違う)。きっと出渕メカがすごいから、アレンジできない感じでしょう。
      ジムスナイパーIIを流用して、アップデート版ジムコマンドを作るのも面白そうです。

      アンクルアーマーのボールジョイント化は以前から気になっていた工作で、今回やってみて色々と勉強できました。面白いので、もう少し他のキットでも試してみたいですね。

      ヒザ部分の加工はホントは良い具合に収まるよう当たる部分を削るのが関節のモールドも見えていいんですが、時間が掛かり強度計算もしないといけなくなるので今回はこの方法で処理しました。
      素立ちを手っ取り早くかっこよくするならこの方法が良いでしょう。

      次回胴体はあまり変化が無い部分ですが、エッジ処理が肝要な部分です。是非ご期待ください!