2019年7月23日~25日

 今回で「ジムスナイパーII(ホワイト・ディンゴ隊仕様)」完成です。
 こまごま色々あるので、結構面白いと思います。
 それではどうぞ↓。

・HGUCジムスナイパーII(ホワイト・ディンゴ隊仕様)の進捗
ホバートラック接着

 細部塗装の前に、一体でいい部分は接着してしまいます。この方が汚しの作業がやりやすいです。

〃シルバー

 エンジン部のブレードは後々装甲のスキマから目立つ様にクレオスのメタルカラーを塗り磨いておきます。今回使用したのはクロームシルバーです。

〃塗り分け

 エンジン下部はゴム部分、ブレード部分、本体の三色で塗り分けて質感を出します。ここでもシルバーにはメタルカラーを使用しています。

〃グレー

 エンジン前方、インテークであろう部分はグレーで塗ります。ちなみに今回細部塗装に使用している塗料は本体で使用した塗料です。

〃アイアン

 一部金属であろう部分は旧アイアンを塗ります。8番シルバー系の金属色は筆塗りでも筆目が出ないのでこういう部分にうってつけです。

〃ライト塗装

 本体前面と銃座部分にあるライトはホワイトで塗装します。ここにクリアーパーツが配置されたら完璧ですね。

〃ウォッシュ

 クレオスのウェザリング塗料であるMr.ウェザリングカラーのラストオレンジを全体に塗布後拭き取り、スミ入れしつつオーストラリアの赤茶けた大地で汚れた車体を表現します。

〃アンテナ新造

 ウォッシュ時にアンテナが破損(またやってしまいました……)したので、修復ついでに0.5mmのシンチュウ線でシャープにしました。この後シルバーで塗っています。

〃シリンダー塗装

 極小のシリンダーですが、塗っておくといいアクセントになるのでエナメルのクロームシルバーで塗り分けます。これがあるのと無いのとではスケール感にかなりの差が生まれます。

ホバートラック完成

 完成しました。たまにこういう筆でチマチマ塗るのを作ると気分転換になっていいですね。

本体フラットクリアー

 本体にはいつものEXフラットクリアーを吹き弱めのつや消しにします。

シールの段差処理

 つや消しを吹くことでそれなりに目立たなくなりましたが、“それなり”だったのでクリアー吹きからの研ぎ出しで段差を目立たなくさせます。
クリアー一回目

 一回目と書いていますが、ここはシールなので最初からもっと厚く吹いても大丈夫です。ただ今回は乾燥と研ぎ出しのサイクルを速くするために、乾燥機でギリギリ速乾する厚さに吹いています。
研ぎ出し一回目

 塗膜を爪で押しても凹まなくなったら研ぎ出します。3Mのスポンジ研磨剤の青色(ウルトラファイン、800~1000番相当)を使用して印刷が削れないギリギリまでヤスります。今回はこの後つや消しで処理するので水研ぎはしていません。というか磨いた後クリアーを吹くんなら水研ぎしなくても大丈夫だと思う。
クリアー二回目

 パッと見だとちょっと厚手のデカールにクリアー吹いたぐらいの段差になりました。これぐらいで次の磨きで段差が消える様になります。ちなみに二回目以降のクリアーは前回までの溶剤分も考慮してちょっと長めに乾燥させるのが良いです。
研ぎ出し二回目/終了

 キレイに段差(とつや消しの粒子感)が消えました。この後質感を揃えるために再度つや消しを吹いて完成です。

マスキング剥がし

 各部金属色を覆っていたマスキングを剥がし、がたがたになっている部分やはみ出しを修正しました。

レンズ装着

 ラピーテープを貼ったレンズパーツを各部に嵌めていきます。……ラピーテープに並べてる状態が一番かっこいいかもしれない。

筆塗り

 頭部カメラやレールキャノンのセンサーはファレホで塗ります。しかしやはりこの表現は周りと浮くのが気に入らないので、多分そのうちこういう所もクリアー化するようになると思います。

頭部機銃マズル装着

 頭部バルカンの銃口部分に塗装したシンチュウパイプを埋め込みます。このくらいならメタルビーズを使用してもいいですね。そういうのを買うのがへたくそなので毎度自作してますが。

シールドパイプ塗装

 シールド上部のパイプを塗り分けます。こういう所も手を抜きません。今回のシールドのような、省略されがちな所をしっかり作りこんでしっかり塗り分ける事でリアルさがグンと増します。

本体組み立て

 すべて揃った所で組み立てです。各部足りない部分を修正しつつ、外れそうな部分はエポキシ接着剤も使用しながら進めます。渋い部分は横着せずにダボに付いた塗料を取ってからはめ込まないと自分が痛い目を見るので注意。ダボ用のキャップチューブとか発売されませんかね?

 ピッタリ予定通り完成しました。ホントならもう少し巻けるはずだったんですが、予定通りには生活出来ないものです。
 完成写真は来週末までには公開できると思います。※完成写真はこちら(別窓が開きます)。2019年8月1日追記。


 今日は以上です。


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コメント

  1. 匿名 より:

    大変お世話になっております。
    この度は完成有り難うございます!!

    ホバートラック、言ってみればおまけのようなキットですが、かなり丁寧且つ綺麗に制作いただき本当に嬉しい限りです!

    シールドのシールの段差処理もこんなに手間がかかる物なのですね。そうとは知らず、色々とお願いして大変申し訳ありませんでしたm(_ _)m感謝しようがありません。
    有り難うございます。

    レールキャノンの塗り分け凄そうですね!!
    専用のスナイパーライフルもですが。
    遠目に見てもかなり塗り分けがされているのが分かります!
    頭部バルカンの改修も嬉しいです。
    場所的に目立ちますのでこういうのは本当に有り難いです!

    お忙しい中この度も有り難うございました。
    厚く御礼申し上げます。

    • purutabu より:

      コメントありがとうございます!

      ホバートラックみたいな細々した物を塗る方が性には合ってるんですよね。キットがガンプラと比べて高いからあまり買いませんが。
      なので今回は楽しかったです。もっと作りこんで、ペリスコープクリアー化とかしても面白いですね。

      今回の段差消しはデカールと違って耐久性の高いシールだったので、スピーディに事を運ぶ事ができ、そんなに手間では無かったので全然大丈夫です。

      レールキャノンの塗り分けは原原典と比べてかなり地味目になりました。一応過不足なく色を振れていると思うんですが気に入っていただけるか……。
      逆にスナイパーライフルは渾身の出来です。ストックと外側面に貼った赤いデカールの差し色がかなり気に入っています。なのでオススメのアングルは外側からですね。
      バルカンはなんであんな簡素なデザインなんでしょうね? もう少しデザイン振っても良いと思うんですが。ゲームのポリゴンの都合でしょうか。
      今回は抜きの関係で銃口がタダのポッチになっているのできちんと銃口化しました。これだけでもアクセントになると思います。

      こちらこそ、今回もありがとうございました。またよろしくお願いします。