2019年10月28日~31日

 今回から新作「RGトールギスIII」を製作していきます。
 RGはずいぶん前に二つ作った事がありこれが三機目、ブログで取り上げるのは初です。どうなるでしょうか。
 それではどうぞ↓。

・RGトールギスIIIの進捗
三面図

 基本はやはりRG、かっこよく纏まってると思います。ただ他のトールギスより頭が小さいせいで少し体のバランスが悪い感じがします。あと武装ラック辺りの設定無視/動き重視感がイヤですね。その辺をやっつけちゃえばストレートに組み立てられそうです。

その前に……/組み立て時の注意

 RGらしく合わせ目が出ない様に設計されていますが、ガッチリ組めるよう嵌め殺しになっている所も多々あります。その中でも肩装甲裏のリブは一旦嵌めると絶望するぐらい外れません(泣)。なので紫に塗った部分まで切り取ってしまうのが吉です。それ以上の部分は外から見える部分なので削ってはいけません。位置合わせにも使いますし。

頭部位置変更

 小さい頭を補うために首を0.3mm伸ばします。これ以上伸ばすと隙間が多くなったり設定上おかしくなったりするのでこれが限界です。

 比較してもよく分かりませんが、頭部の“頭部感”(?)が増しています。この加工で首に隙間が出来ますが、のちほど修正します。

ウエポンラックレビュー

 ものすごくゴテゴテしています。装備を自由に構えるためなんですが、自分はこれが気になります。ので、設定に寄るように改造していこうと思います。

シールド加工

 まずシールドの受けですが、ここからして設定と形状が違います。キットではフレームがツライチになっていてそこにアームを付ける構成(作業前写真が無くてスイマセン)ですが、設定ではフレームをアームが挟む構成です。それを再現するため、桁部分を切り取り、薄くして受けとして接着しました。
 フレーム受けは薄くした桁部分だけでは無理なので、フレームカット前に表側パーツをスピンブレードで奥まで掘削、パテを詰めて受けにしています。これでシールドは設定と同じ構成になりました。

左アーム加工

 次にシールドを装着するアームですが、シールドと接続するパーツは上下ひっくり返して使用し、ボールジョイントを移設します。移設前の土台は切除、ボールジョイント下のカドはシールドと当たるので削ります。移設したボールジョイントは強度を上げるため、シンチュウ線を底まで貫通させています。
 シンチュウ線を底まで貫通させると可動軸が貫通できなくなるので、シンチュウ線分軸を短くし、その分減ったグリップは下部の機能していない軸にもプラパイプを被せる事で稼ぎます。

 フレーム本体は中部分を抜いて接着、先端の足りない部分を作っただけです。接着時内側にシンチュウ線を仕込んで力が掛かっても折れない様にしています。
 再接着時の角度といい先端の足し易さ(下部のスジ彫りに合わせると幅がピッタリ)といい、設定通りの形状を想定して設計されてるような気がします。

左アーム完成

 かなりコンパクトに、肩に密着した形状となりました。これで冗長なみっともなさも無くなりました。位置も設定通りですね。

右アーム加工

 こちらは左アームよりも簡単で、接続部をフレームで挟んで動かせるようにしただけです。新造した軸部分は右図のような構造となっており、軸を通して強度を出しつつ分割ができるようになっています。

右アーム完成

 設定通り、メガキャノンの抉れた部分にフレームがキレイに収まる様になりました。位置も最適化されましたね。こちらも収まりが良いので、やはりそういう風に設計しているんだと思います。

キャノン側受け加工

 キャノン側の受けは少し浅く、奥まで差し込むと底を抜けてしまいグリップが急減するので、KPSランナーのタグを貼り付けて受けをちょっぴり延長しました。クリアランスギリギリの設計なので、逆側はタグの分肉厚を削っています。ちなみにタグの幅が受けとピッタリでした。ここまで想定していた……?

肩側受け加工

 今まで作ったアームを受ける肩側のジョイントですが、元々のパーツをシンプルな形状にして再利用します。差し込まれる側のパーツはRGらしく分割されているので、差し込んだ後接着してOKです。
 差し込む長さはスジ彫り部分までとして、素立ち時は円柱まで使ってしっかり固定、アクション時は浅く接続してボールで微調整、とできるようにしています。

キャノングリップ加工

 フレームの自由度が減ってキャノンの取り回しが悪くなったので、グリップも動かせるようにします。方法は余剰パーツとなっているドーバーガン用グリップと交換するだけです。こちらのグリップは接続がボールジョイントなので、これだけでかなり動かしやすくなります。ただ、少し軸が短く抜けやすい&摩擦が足りないので、一旦切り離して間に0.3mmプラ板を挟んで延長しています。もちろんこの際も軸にシンチュウ線を通して強度を確保しています。

ディスプレイ用グリップ

 新しいグリップは剛性を高めるため手首と接着したいので、余った元のグリップを加工して構えていない時用のグリップを作りました。上部をボールジョイント用の穴に合うよう加工して(切りすぎた……)見た目を良くするために手首用受けをプラ材で埋めています。

ウエポンアーム比較

 収閉状態で比較です。これだけ変化しました。ここがギュッと詰まってないと見栄えが良くないんですよね。GP02の肩スラスターとかもそうですけど。

 ここまでは余禄、次回から本体を普通に作っていきます。


 今日は以上です。


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コメント

  1. 匿名 より:

    こんにちは。

    この度もどうぞ宜しくお願いいたします。
    ウエポンアーム、改修していただきとてもしっくりくる位置になりました。
    メガキャノンの砲身とアームの位置なんか、本当にピッタリですね!
    改修された側としては気持ち良いんじゃないでしょうか。
    シールドやメガキャノン、動かす時に慎重にしなければいけませんね。
    アームがどんな感じで動くのか、ちょっと手に取って実際やってみなければいまいち分からないような気がしています。

    次回もどうぞ宜しくお願いいたします。

    • purutabu より:

      コメントありがとうございます!

      アームはどうしても気になったので、手を入れました。自分は見た目とアクションの比率で言うと6:4~7:3くらいで見た目を重視したいです。その上で、動きを何とかしたいです。なのでいつも作る物はちょっと窮屈なんですよね。
      メガキャノンのアームはホントにキレイに収まりました。元の設計だと微妙にこの常態に出来ないんですよね。
      動かし方は正直、ちょっとデリケートになっています。が、よほどアグレッシブなアクションポーズを取らない限り大丈夫だと思います。メガキャノンは元々ヒジがまっすぐにならない関係でかっこよく構えられませんし。動き自体は軸回転が減ってボールでの動作がメインになったのでむしろ簡単になっていると思います。

      次回から本体の基本工作です。特にすごい事はしませんがお楽しみに!