今回から「HGUCジムII・セミストライカー」を製作していきます。
それではどうぞ↓。
・HGUCジムII・セミストライカーの進捗
ライフル接着
本体の製作の前にライフルを接着しておきます。今回もフォアグリップの後ハメは断念、普通に処理してから組み込んでいます。
三面図
光加減悪くてスイマセン……。前提としてHGUCのジムIIは体形のバランスが良くないです。これは先にジムIIIを設計した弊害で、各部のタイミングがボリュームのあるジムIII用になっているんですね。しかも新設計のストライカー仕様の肩も角度が付きすぎています。パーツの出来自体は良いので、その辺りを修正して、キットの良さを引き出そうと思います。
股関節前進
全身を弄る前に、三面図用の撮影時に太ももがリアスカートに干渉して立たせ辛かったので、股関節を1mm前に移動します。方法はポリキャップを前進させる方法を取りました。前方の干渉を削るのはちと手間ですが、左右の軸をずらすのは同じことを二回しないといけないので(最近同じことをしたくない)こちらにしました。モーターツールもありますしね。ポリキャップ後方には1mmプラ板を入れてガタつかないようにしています。
作業前後の比較です。見た目は作業前でも大丈夫なんですが、踏ん張って立たせるには作業後ぐらいマージンが無いと厳しいです。いつになったらバンダイは股関節位置を最適化できるのかなぁ?
裾上げ
ここからプロポーション弄りです。このキットは普通のキットを縦方向だけ拡大・縮小したようなバランスで、上100:下100を上85:下120にしたような長さです。そこを修正するために作業します。
まずは脚部・下腿を短くします。裾を1mm(厚み用のリブ分)カット、後方はディテールがあるので中心付近のみカットして、削ってなだらかに繋げました。
足首関節短縮
裾だけ弄った状態だとツンツルテンになってしまうので、裾と靴を近づけるために足首パーツも1mm短くします。ポリパーツを下から支えるリブ分を取ればちょうどです。接着の際は金属線を仕込んで強度も確保しています。
腹部延長
脚が短くなったら胴体を伸ばします。カットして短くなった1mm分、プラ板を貼りました。これで上下のバランスは改善されます。
肩関節ボール加工
上下バランスとは関係ない加工ですが、胴体と肩が離れすぎていたので、肩関節のボールを削って肩がなるべく胴体に近づくようにしました。ここもハの字に開く前提のジムIII由来の隙ですかね。
アゴ薄く
これもバランスに関係ない加工ですが、素立ちでバランスを確認する際、顎を引けなくてポーズが付けられないのでアゴを薄くしました。これは地味にイラっとします。
上腕延長
腕も短く見えるので伸ばします。前腕は良い感じの長さで、上腕が短く見えるので、上部に0.5mmプラ板を貼って伸ばしました。太ももが短いキットなので、1mmも伸ばすとサルのようになってしまうのでこの長さです。
調整完了
こんな感じに変わりました。だいぶ落ち着いたと思います。この後小顔加工をするので、それでもっと良くなると思います。
胴体プレビュー
コックピットハッチ上部の分割線が変なのでそこを修正、あとは良い感じなので適宜、って感じですね。
襟ノーマル化
襟はセミストライカーの設定画に沿って平坦な形状にします。ここ、ジムIIの設定画だとこうなんでしょうか?(手元にジムIIの俯瞰の設定画が無い)
ダクト奥行き製作
ダクトもよい形状ですが、抜きの影響は免れないので彫り込んでフォローしました。
ダクト完成
四方のバンダイエッジを削ってC面を立て、分割線を彫って完成です。パーツが大ぶりでダボも大きく造形されているので作業しやすかったです。
胸部センサー肉抜き埋め
センサー裏が抜けているのでプラ材で埋めました。それ以外は横に分割線も入っていて、いいセンサーディテールです。
コックピットハッチブロック上部ライン変更
クランク状のディテールがパーツ構成に沿っていなくて気持ち悪いので単純な形状に修正しました。まぁ、抜きの関係上この形状になるのはしょうがないですね。
コックピットハッチブロック下部延長
腹部が伸びてポジションが上にズレてできた隙間を、ハッチブロック下部を延長して埋めます。ただ貼り足すだけだともっさりしてしまうので、斜めに削ってスマートさを維持しています。後ほどまたちょっと形状を変えるかもしれません。
胴体完成
面をキレイにして胸部上方の合わせ目に段差を作って完成です。あとハッチブロック横のディテールも彫り込みました。ジムII、手は掛かるけどいいキットですね。
次回はバックパックと腰部です。
今日は以上です。
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