2020年12月2・3日

 今回から「プロトタイプグフ(機動実証機サンドカラーVer)」を製作していきます。
 それではどうぞ↓。

・プロトタイプグフ(機動実証機サンドカラーVer)の進捗
バズーカ後ハメ加工

 今回はシステムウェポン009のD1バズーカを追加で作りますが、グリップを後ハメするためにいつもの加工をします。

バズーカ接着

 その後接着します。KPSじゃないのでよく接着できていいですね。

マシンガン接着

 キット付属のマシンガンも接着します。こちらも通常PSでいい感じ。ほんと、お願いだから関節以外は普通のPSで成型してください。

三面図

 ようやく本体です。今回のキットはオリジンのキットなので、オリジンの良い所悪い所、両方が出てますね。いつもやるのは、脚の位置と腕の位置の修正ですが、今回もそこをやりつつ、他もやってバランスを良くしたいと思います。

鎖骨詰め

 肩が胴体から離れていて、隙間が気になるのと肩幅がすごく広いので、鎖骨パーツを弄りより深くさせるようにしました。上部が斜めになっているので、接続するポリパーツはひっくり返して丸い方から差し込むようにします。

 するとこんな感じになります。

脚幅広げ

 オリジンキットは関節ユニット使い回しなので、上下に窄まった太ももを持つグフでもザクのままです(設定画はきちんと調整してある)。1mmのスペーサーを挟んで、左右に計2mm、脚幅を広げました。そのままだと軸が短いので、シンチュウ線を通した1mmプラ板を貼って延長しています。

 これで旧キットっぽい超逆三角形をマイルドにできました。

頭部小型化

 頭部を小さくしたいんですが、頭頂を弄るのは沼なので、モノアイスリット部で短縮、0.3mmほど小さくしました。ついでにこの工作はのちの布石でもあります。お楽しみに。

上腕短縮

 オリジンのキットの一番大きい弱点、可動を優先するあまり腕(ヒジ関節)が長いです。いつもは上腕を下に伸ばして隠してますが、グフは上腕が窄まった形状で出来ないので、上腕フレーム上部を短くすることにしました。フレーム上部を上腕後ろで露出する梁分カット、露出する梁も細くして上腕に通るようにし、前方の露出するディテールも上部をカットしています。側面のディテールは、上腕に干渉するので切除します。

 フレームの軸受けが短くなったので、軸も短くします。ミゾがあったので、単に短くはせず、一旦切り離して短縮分土台をザグり、金属線を通した上でまた植えました。

 フレームの加工だけでは賄えなかったので、上腕前方の切り欠きを少し上に広げて完成です。なんだかんだ0.5mm強短くできました。ホントは前腕でもうちょっと短くしたいですが、前腕内部の加工は大変なのでこの辺で。

調整完了

 調整して砂時計のようなくびれを無くし、サルみたいだった腕を人間にしました。どうでしょう? 頭の小型化でスケール感も増しています。

ボディプレビュー

 可動もよく、形状も特に不満は無いですが、胸部前面装甲の形状が設定と違うので、直そうと思います。

胸部装甲修正

 設定ではMSV・MSDともに胸部の折れは窓上部の辺とつながっているんですが、キットでは成型の都合でつながっていません。そのせいで、お相撲さんのチチみたいになり、だらしない印象になっています。ので、設定どおりの形状にして精悍さを出します。

胸部横スラスター彫り込み

 胸部横、合わせ目にはディテールがありますが、設定画を見る限りこれはスラスターなので、彫り込んで再現しました。

ボディ完成

 各面をキレイにして完成です。

腰部プレビュー

 腰部はフロントスカート付近の隙間が気になりますね。直します。

スタンドジョイント製作

 の前に、写真を正面から取るのに軸が通せると便利なので、ついでのように股間に3mm軸スタンドに対応した穴を開けました。中にエポパテを詰めて渋みを確保しています。

フロントスカート位置調整

 フロントスカートをサイドスカートに寄せるため、受けの底を少し掘り、ボールジョイントを平らに削ってジョイント基部の干渉する部分を切り取ります。これでサイドスカートにピッタリくっつけられるようになります。

フロントスカート干渉避け

 フロントスカート軸が干渉しないよう、腰部基部はサイドスカート受けが前方まで伸びているんですが、地味に足りていないので、上方、内側にちょっと広くしました。

フロントスカート上部角度変更

 パイプ基部にくっついているフロントスカート上部はサイドスカートとキレイにつながるよう、角度を変更しました。

フロントスカート調整終了

 フロントスカート上部外に0.5mm、本体内に0.7mmくらいのプラ板を貼って、隙間を無くしたらフロントスカートの調整は終了です。塗膜分のすり合わせが結構大変です。

 次回は腰部完成、脚も少しできるかもしれないです。


 今日は以上です。


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コメント

  1. 匿名 より:

    制作開始ありがとうございます!
    この度も楽しみにしておりました。

    両肩、横長だなぁと感じていました。
    スパイクアーマーが大型で特にそう思ったのかもしれませんが、幅がぐっと詰まっていい感じですね!
    腕はそれに比べ、やけに細長いと思いましたが、0.5mmも短くしていただき、腕が非常に良いバランスになったと思いました!
    足の幅広げもありがとうございます。

    頭部の小顔化、すごく良いですね!
    キットのままだと何かもっさりしていて、プロトタイプグフなのでこれはこれでもいいのかなと考えていましたが、可愛い顔から一気に精悍な顔つきになりましたね。
    格好良いです。

    胸部のお相撲さん、笑いました。
    よく見るとほんとにそう見えて(笑)
    全然気が付かなかったですが、こんな箇所にも着眼できる製作者さまはやはり凄いです。

    プロトタイプグフは可動させポーズを付けて、写真を撮る角度によっては非常に格好良いいんですが、素立ちだと今ひとつだと感じていました。手を加えていただく事によって、素立ちでも格好良いプロトタイプグフになりそうでとても楽しみです!

    次回も宜しくお願いします。

    • purutabu より:

      コメントありがとうございます!

      肩幅は可動優先で、いつでも体から離れていますね。正直肩はボールジョイントより軸関節の方が直感的に動かせて好きなので、改められないかと思っています。
      腕はホントにオリジン系ジオンMSキットの弱点ですね。ほかにも太もも裏の整合性とかもありますが。ここも何とかしてほしい所です(そもそも二重関節でもマシンガン両手持ちとかバズーカの把持は難しいし)。
      脚も幅もグフではやる必要がありますね。これは共通パーツなんでしょうがないです。

      頭部は頭頂部のプロファイルが少し前の形状からなぜか劣化していて、前方の角度が急な、旧キット時代のバランスになっています。ここを直すのはバランス取りが難しいのでスリットで小型化しました。少しきつすぎる感じもあるので、バランスを見てスリット幅を弄ろうかと思います。

      胸はどうしようもない、哀しい事故みたいなものですね。簡単に直せるんで、作っている側が手を入れてあげましょう。

      やはり「存在」としてかっこよくするには、素立ちをかっこよくしないといけません。もちろん、それなりに可動を維持している前提ですが(これが難しい)。でも、ポーズのみでかっこいいなら、イラストでもよくなりますから、そこはきちんと立体としての矜持を守りたい所です。

      次回は特に普通の回ですが、次々回後ハメでちょっと頑張ります。お楽しみに!