2021年4月4日~6日

 今回からオリジンのザクIを使用した「リアルタイプザクI」を作っていきます。
 それではどうぞ↓。

・HGリアルタイプザクIの進捗
B1バズーカ後ハメ加工

 まず本体を作る前に貼り合わせの武器の作業です。今回はシステムウェポンのバズーカとHGUCの方のザクIの武装を持たせます。
 バズーカのグリップは後ハメしないとなのでいつもの方法で。

武器接着

 武器類のモナカパーツを貼り合わせます。ディテールがつぶれないようタミヤセメントでじっくりと……。

足首関節加工

 オリジンザク類の組み立てに際して、画像の部分を切り欠く作業は欠かせません。やらないと分解時に破損の可能性もあります。

三面図

 ようやく本体です。以前も作ったことがありますが、今回はちょっと違った部分が気になります。「リアルタイプザクI」という題材に合わせて、ちょこちょこ変えながら作業しようと思います。

首延長

 まずはマスト工作、首延長です。今回は前後位置を変えないので、首パーツ下部で切断後、プラ板を挟んで延長しました。延長は0.5mm×2枚で1mm、下部の切り欠きは無くても問題ないので埋めました。後ろ側の下が無いですが、見えないので大丈夫です。

 比較するとこんな感じですね。ザクIは首のジャバラがよく見えているイメージなので、いい感じにそれに近づけました。

肩位置調整


 こちらもいつもやってる工作ですね。肩関節パーツのポリパーツにつっかかる出っ張りを切除、上部の傘を少し短くして奥まで装着できるようにします。そのままだと可動マージンが取れないで、ポリキャップは反対にした上で平坦側を1mmほど切り取っています。
 
 見慣れた感じです。ここまでやってからがスタートですね。

腹部延長

 最後に、ザクIは腹部が短く見えるので、下面に1mmプラ板を貼って延長します。これで基本調整は終了です。

基本調整完了

 ようやく落ち着いた体型になりました。腕が長い気もしますが、上腕の外装をこの後伸ばすので、それを見てからの判断ですね。

胴体中央拡幅

 次は胴体です。オリジン系ザクは胸部が小さいので、今回は大きく(=胸の可動を殺す)します。ザクIIならパイプでごまかせるんですけどね。
 胸部サイドブロックの内側を0.5mmずつカットし、中央ブロック左右に0.6mmくらい分プラ板を貼りました。正直ザクIの胴体としてはHGUCのキットの方が完成度は上ですね。

胴体中央突出

 ここも1mm前に出してボリュームを出します。引っ込まないようにする工作は色々あったので後ほど紹介します。

襟パーツ延長

 胸部パーツが前に出ると首元に隙間が出来るので、襟パーツを延長します。スラスターブロックを一旦切り取ってから半分にカット、1mmプラ板を挟んで再接着します。スラスターもそのまま戻すと位置がずれるので、延長分プラ板を挟んでから接着しています。

 こんな感じになりました。まだ少し隙間がある感じがしますが、これは元からの口を避ける為のマージンなので、これでOKです。

胴体フレーム加工

 上で先延ばしにした部分ですが、内部骨格に1mmプラ板を貼り、これで胸郭を前に出しています。そしてそれ以外に、前屈しかできない胴体フレームに辟易し、ポリパーツをこっちに移動し、胸をそらす動きができるようにしました。なので内部骨格にはポリパーツを避ける切り欠きを作っています。使用したポリパーツはキットのボール受けではなく、ウェーブの4mm軸用ポリです。

 そしてこちらがその可動を成すために工作されたパーツ達です。胸郭は前に出て抑えられなくなった首パーツを抑えるためのプラ板と、ポリパーツを抑えるためのプラ板が貼ってあり、腹部は4mm軸と一体化、軸付け根に可動時の支点となる突起を設け、引っかかるリップ形状をシンプル化、腰側の受けは4mm軸を受けられるポリパーツに交換しました。これで上半身を前後に動かしつつ、腹が遊ばなくなりました。

胴体完成

 全体がキレイになって完成です。左右ブロックのエッジは丸くし、合わせ目は残す形です。あと、リブモールドは整形後にプラ材で作り直した物を貼りました。

バックパックスラスター穴あけ

 スラスターの穴がディテールでの再現となっているので、穴あけ後掘削して鉢状にしました。

バックパック完成

 表面処理してバックパック完成です。こちらのリベットも一旦切除後、プラ材で再生しています。

太もも上部切り欠き

 腰部の作業前に、スカートを弄らず可動限界を引き出せるよう、股間と干渉する太もも後部内側を切り取りました。これで太ももと股間の干渉を気にしなくてもよくなります。

腰部レビュー

 腰部はフロントスカート左右に妙な隙間があるんですよね。あとサイドから上がっていく裾のラインも気になるので直そうと思います。

股関節ロック機構

 やっかいなアイツ、股関節のロック機構を作ります。最後部まで動かし、横から2mmドリルで穴を開け、2mmプラ棒を通し股関節パーツ上部を切り欠けば完成です。反対側にやれば最前部での固定もできますね。

サイドスカート裾直し

 サイドスカートの駆け上がりは頂点に0.5mmプラ片を接着後、間にポリパテを盛って均しました。両面テープを貼ったプラ板の上に置いておけば、最初から面が出てヤスリ要らずでラクチンです。

スカートライン揃え

 側面のラインが変わったので、0.5mmプラ板を接着して正面のラインも変えました。これで脚上部が少し隠れ、体型バランスがさらに良くなります。

フロントスカート隙間埋め

 フロントスカートの隙間を埋めるため、スカートを可動軸から切り離して1mmプラ板を挟んで再接着しました。これでサイドスカートと密着します。股間との隙間は0.5mmプラ板を2枚貼って埋め、上部の欠けている所もプラ材で作ってサイドスカートとラインを繋げました。あと軸下部にある微妙な段差は可動に寄与していないので埋めました。

 次回は腰部完成と、多分頭の作業です。


 今日は以上です。


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